2022年8月29日月曜日

そろそろ始まる幼稚園

  始まると言っても暦の上だけの話だけれど、通常の夏休みに入ってからあおば台も第二幼稚園も度暦以外に休んだことがない。研修などがあるときには、普段保育援助を行っているあおば台で経験のある保育者に来ていただいている。多い時には20から40人ぐらいの数になるので、いつも3~4人ぐらいの保育者が保育専従人として張り付いている。幼稚園は文科省の管轄であるけれど、幼稚園そのものが教育機関から保育サービス機関になってしまったようだ。まるで事務などは保育園の様で、普通の保育者にはとてもできそうにない。これを一手に引き受けてやろうと言ってやり始めたのがパソナという会社で、政商である。もっとひどい言葉を使えば戦争請負人みたいな武器商人と同じ発想だ。小泉内閣の時だったか定かではないけれど、財務大臣をやった慶応の経済学の教授である。

 そんなことだとまったく知らずに、知る必要もないが子どもたちは無邪気に元気に遊んでいる。大人社会のことを無理矢理知らせる必要はあるまい。昔の童謡を聞く機会があって耳を澄ましていると、歌詞がとてもやさしさにあふれていて、その歌詞がまたやさしい曲に包まれてみんながみんな子守唄のように聞こえる。物がなくてお金がなくて貧しい生活をしていた時だったけれど、社会がやさしかった。一日三食をきちんと食べられなかった家庭も随分とあっただろうけれど、ひがむこともなく堂々と生きていた。食えない家庭も食える家庭の子もみんな平等で、だれも仲間外れなんかにはしなかった。そんなことをしたらご法度だったのだ。どこか無言のうちに私たちに教える社会があった。経済的には今と比べ物にならないけれど、人のやさしさは昔の方が今とは比べものにならないほど温かかった。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...