2023年3月28日火曜日

休業日の幼稚園

  以前は春夏冬の長期休業日は幼稚園の庭も園舎も静まり返っていて、園舎などはどでかい倉庫にしか見えなかったけれど、今は子どもたちが預かり保育に来ることができるようになったので、休園日だと言えども保育者も子どもたちもいるので寂しいこともない。ホールや園庭で子どもたちのキャッキャとした声がこだましている。子どもたちのいる風景というのは人の心を和ましてくれる。

 国は人工が減ると言ってにわかに子育て対策を本気になって考え始めたけれど、何も今頃始まったわけではあるまい。子ども対策を真剣に考えなかったのはその世代の人たちは選挙に行かないとか、投票しないので票にならないからというのが為政者の偽らざる気持ちだろう。情けない政治家どもだ。これは日本の問題で政権がどうのと言った目先の問題ではなかろうが。私は何年も前からこの問題について提言しているけれど、残念ながら無力な私では歯が立たなかった。官僚も政治家も自分の方しか見ないから、いざという時に立ち遅れる。情けない国になったものだ。

 SDGsなんて言うことが地球規模で騒がれているけれど、南極の氷は200m以上も厚くてそのコアを調べてみると10万年周期で暖気と寒気に分かれているらしい。10万年寒冷期が続くと10万年温暖期になるというのではなくて温暖期は1万年ぐらいしか続かないらしい。だから6500万年前に消滅したと言われている恐竜時代は寒冷期も温暖期もうまく乗り越えてきたものだと思う。さて人間はどう生きていくのだろうか。

2023年3月24日金曜日

卒園式

  最近は一休みというブレスを入れないとなかなか先に進めない。初等学部の卒業式が終わって、幼稚園の卒園式が二日続けてあったけれど、本来はすぐにでも感想を書けばよいものをそれがうまくいかない。年のせいかどうかは分からないけれど、息が続かない気がする。いずれにしてもこうして書くまでには時間がかかった。

 卒園式の時のお別れの時の子どもたちの目に涙を誘う。純粋な透き通った眼に涙を浮かべているさまは、すぐにでも飛んで行って抱きしめてやりたい衝動に駆られる。泣いたり笑ったり忙しい卒園式だった。ありがとう皆。ありがとう保護者の皆さん。

2023年3月18日土曜日

良かったな~卒業式

  初等学部の卒業式が無事に終了した。人数が少ない学校ならそれなりに工夫があって、マンモス小学校の卒業式と見劣りしない。なかなかのパフォーマンスであったと私は深く感じ入っている。何といってもここの子どもたちは純粋な子が多いから、学校の空気がきれいなんだ。なぜこんないい学校なのに児童が集まらないのだろうか不思議に思っている。皆東大に行ける近い学校を目指しているようだけど、人生で最後に勝つのは人の良さだから、ここの子は最後には勝つぞ!。

2023年3月15日水曜日

いよいよ卒業の日だ

  小学校が17日で幼稚園が18・19日で卒園式がある。もっと体が思うように動けば、小学校でもクラスの中に入っていって子供たちと楽しく雑談なり、目的を持った活動ができたのに残念でならない。しかし人間なんて他人に何かを教える時に、一体何を正確に教えることができるのだろうか。教育の凄さは物事を正確に教えることも必要に思うけれども、一番大切なことは何を感じさせることができるのかではないか。考えてみれば1億年も昔に生物が誕生し、多くの生物が進化を遂げ、いつだったかホモサピエンスが誕生しその少し前にはホモエレクトスが誕生し、考えることができて脳が活性化されて現代につながっている。しかし人間は宇宙に飛び出すことができ、地球の誕生を知ることになったが、何一つとして確定値を持って解決できているものはない。

 つい何年か前に外国の科学者が書いた「宇宙の誕生」という本を読んだことがあったが、すべては想像の域を出ていない。その想像力には敬意を表したいけれど、文章のところどころに「ではないか?」という「?」がついている本を長時間読むのには体力がいる。読者の想像力に任されても私にはそれに見合うだけのストックがない。

 可愛い子どもたちが私のもとを巣立っていく。何を伝えてやろうか考えていても、何もない。私は自分自身の人生を振り返ってみてもそれほど立派な人間でもないし、何かを残してあげようなんておこがましいことだ。としか思えない。申し訳ないけれど本当に何もないんだ。

2023年3月2日木曜日

年少

  年少って生まれてから3年目か4年目だ。言って聞かせてもわからないし、やって見せてもうまく伝わらない。何かを伝達するのに一苦労する。そんな子たちなのに自分たちの劇を保護者に見てもらうとなると一生懸命に動き回る。そんなところが可愛くて仕方がないと思えばその通りなのだが、本人たちは自分たちがやっていることについてよくわかっているのだろうか。とても説明ができるような動きではないと思うのだが。それでいて楽しくて仕方がないのだろう。家の人たちと目が合うとにこにこしていて、楽しさがはちきれんばかりになる。こうして人間は少しずつゆっくりと育っていくのだな。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...