年少って生まれてから3年目か4年目だ。言って聞かせてもわからないし、やって見せてもうまく伝わらない。何かを伝達するのに一苦労する。そんな子たちなのに自分たちの劇を保護者に見てもらうとなると一生懸命に動き回る。そんなところが可愛くて仕方がないと思えばその通りなのだが、本人たちは自分たちがやっていることについてよくわかっているのだろうか。とても説明ができるような動きではないと思うのだが。それでいて楽しくて仕方がないのだろう。家の人たちと目が合うとにこにこしていて、楽しさがはちきれんばかりになる。こうして人間は少しずつゆっくりと育っていくのだな。