幼稚園の発表会は初等学部のエキサイティングフェスティバルのようなもの。小学校の魅力とまた違うものを感じる。幼稚園の発表会は終わるとなぜかホッとする。間違わないで最後までうまくいったというものではない。成長を親と共に共感できたという安堵感と安心感なのかうまく説明できないけれど、全身からほっとする緊張感がうまく抜けたという感じだ。
子どもたちにはいつも言っていることなんだけれど、「失敗を恐れるな」小さい時に沢山失敗をする人は大人になって大きな失敗をしないで済むから今のうちに一杯失敗してきなさい。と言っている。そう言うと大きな声で声をそろえて「はい」と言う。合唱の時に首筋に頸動脈を浮かび上がらせて一生懸命歌っている子がいた。とても良い光景であった。「大きな声で元気良く」とは言ったけれど、丁寧に歌おうとは言わなかった。何といっても一生懸命さがいい。どんなことにも一生懸命で、手抜きをしない。真摯な前向きな姿勢に感動させられる。ありがたいことだ。また少し自分の心が洗われた気持ちだ。