2022年5月31日火曜日

昨日も観てきた教授の授業

  先日参観をしたのは4年生から6年生までの授業で、昨日は1年生から3年生までの授業だ。テーマは「お化けって本当にいるの」だ。非常にユニークで楽しくなりそうな授業ではないか。今日の小道具は、先日と同じボールと新しく登場したのが「びっくり箱」みたいな、樽に短剣を刺すと、当たりどころが悪いと変な人形みたいのが飛び出すという夜店で売っていそうなものだ。今回と二度ほど拝見させていただいたが、獲物を追うトラやライオンのようにどんな小さな獲物で決して手を抜かないという例えにも似て、さすがに素晴らしいなと感じる。落語でも「つかみ」と「とり」があるように、名人芸は理にかなっている。1年生の男の子も多くの先輩に交じって、懸命に手を挙げて先生の顔をじっと見ている。多くの先輩に守られてたくましく育っているではないか。

 教授が二つの幼稚園の保護者とお話をしたいと言っていた。まずは役員の方たちとお話して、趣旨を説明しながら「これからの教育」に関して思いを吐露してみたいということです。是非成就してほしいものです。

 私が言っていたベトナムの実習生とか研修生の話があちこちの日本語学校でぼろが出て来たようです。最初は研修生のためにとか、ベトナムとの親善のためにと言っていながら何のことはないそこでうまい汁を吸うためなのだ。そのてっぺんにいるのが権力を持っている闇の男がいる。だから官僚も手を出せないのか、官僚もその手先になっているようだから始末に悪い。日本に正義が無くなってはいいところが無くなってしまう。

2022年5月30日月曜日

東大教授の小学生向けの授業

  東大教授と言ってもすでに退官しているけれど、哲学の教授であった。どんなことをどんなふうにやるのか興味があったので私も参加させていただいたが「なるほど」と唸ることが多かった。小道具はサッカーボールらしきもの一つ。机はなしで椅子に教授を囲むようにして着座している。授業のテーマは「嘘」についてだが、「良いウソ」と「悪いウソ」というのはあるのかと子供たちに投げかけると、子どもたちから「はいはいはーい」と手が上がる。すると教授が持ってきたボールを発言者に投げ渡す。当然柔らかい緩い球を下手から投げる。ボールが飛んでくるから子どもたちの集中力は途切れない。子どもたちも楽しくあっという間に時間が過ぎて行ってしまった。時間が過ぎてしまったけれど、最後に「邪馬台国というのがあったけれどどこにあったのかわからない」。「九州にあったという人四国にあったという人。近畿にあったという人、奈良にあったという人がいる」だれか間違っている人がいるけれど、それは「嘘」と言えるのかと子供たちに宿題を渡す。さすがに哲学者らしい観点で、あのような視点は私は持てない。

 私が言ってきたベトナムからの技術取得者として日本に送られてくる人は、まず日本語学校へ行って日本語を取得して種々な職業に就くわけだけれど、日本語学校へ入るときに悪い業者が介在したり、ベトナムでは日本行きを斡旋する業者が大邸宅に住んでいたりしている。前総理が最初に訪問した外国がベトナムだったということも何故なのか闇の中である。権力を持っている闇の政治家がベトナム人を苦しめていることは何か月か前に書いたことがある。あまりに闇が深すぎてマスコミも検察も手が出せないでいるのか、後になって「ああそうだったのか」と言っても苦しんでいる留学生は現在進行形で動いている。誰かその件をよく知っている人がいるはずだ。政府がそんなことに加担していたのでは日本人として恥ずかしいではないか。

 初等学部では何年か前から運動会を6月に行うことになっている。理由は10月だと暑いからなのか、でも6月だって結構暑い。他に幼稚園が2か所あるから幼稚園と重なってしまうという懸念があるからなのか、当時決めた人に聞いてみないとわからない。初等学部の運動会は「オリンピック」と呼んでいるけれど、なんでも大きく考えた方が面白い。学校のプールらしきものは「オアシス」と言い、その水を流している川を「クジラ川」と言い、原生林のある日陰は軽井沢と呼んでいる。広い校庭の中にまばらに散っていく子供たちの姿に勢いがあって頼もしい。

 

2022年5月18日水曜日

久し振りの内外時報

  ウクライナに物資を送っても感謝されないと不平を漏らしている。戦闘兵器ではない後方支援物資みたいなものだからだろうか。後方支援と言えば大東亜戦争末期のころ、日本が負けそうになったころだったか、国内ではエプロン姿の婦人連が必勝の鉢巻きをして竹槍をもって「欲しがりません勝つまでは」の合言葉を胸に勢いよく竹槍をついている健気な姿を思い出す。とは言え私が現実に見たわけではなく、戦後間もないころニュースで見たのを思い出しただけのこと。「後方支援」では勝てるわけがない。今や米国はウクライナを使ってロシアとの代理戦争のようになってきた。長引けばそれだけロシアの屋台骨がもろくなってくる。米国はロシアの戦闘車両1に対して10のミサイルを用意したという。戦闘ドローンもロシアの持つ量の数倍用意できると言っている。プーチンは米国を甘く見た。そして中国を信じすぎた。中国や韓国は裏切りや捏造の歴史しかないのだからよく注意しないと危ない。中国に出ている日本の商社の人々も、中国国内企業でも簡単に閉鎖させてしまうような共産党のやり方だから、いつどんな時に退去命令が出て資産の没収、技術の没収があるかわからない。日本の仮想敵国に利益を贈与しているのだから、いわば戦時協力なんてことにもなる。中国は公然と第一防衛ラインなどと作って日本を無視しているし、台湾はその線上にある。必ず中国は台湾を取りに来る。あのような独裁政治をしているところは、国民の意識を自分に引き寄せていなければ統治できないのが明らかである。プーチンのように。

  韓国では大統領が代わったが、前大統領の反日政策は根が深くて今回の大統領にどれだけその深みを解消できるか、傷があまりにも深すぎるのではないか。ボールは韓国側にあると言っているから日本からの歩み寄りはなさそうだ。平気で国際法を破るところなんかは中国をお手本にしているようだが、「虎の威を借る狐」の様だ。若いころには読んだことがあると思われるが中国の「孫子の兵法」などは仁や徳を解きながら相手をだまし討ちにする。それが上手な方法だと説く中国人との感覚とは日本人は相いれない。

 ニュースでやっている4630万円の誤送金について、日本人にも知らぬと言って返金しない図太い変人がいたものだ。まだ若い男性の様だがこれで普通なら人生は終わりだろう。日本には「恥の文化」がすたれてきたようだ。明治初期のころ日本に旅行に来た英国人の回想録だが、東北へ旅に出ると言って上野の旅館に不要な金銭を預けたところ、帳場の棚に無造作に置かれていたのでこれで大丈夫なのかなと心配していたが、10日後に帰ってきたら預けた金銭はそのままになっていたのに驚いていた。また東北へ旅していた最中にも家の出入り口に鍵をかけないということにもひどく驚いたようだ。日本は世界一安全な国であったのは武士道による「恥の文化」が隅々まで浸透していたからなのだ。中国や韓国にはこのような文化がないし育たない。

 

2022年5月17日火曜日

幼小ともに力が入る

  幼稚園の保護者にあってお話を伺う機会があった。みんな私の子供みたいな可愛い保護者だけど、立派に子どもを産んで頑張って毎日を子育てにいそしんでいる。「若いのによくやっているな」という感じだ。コロナ禍で通常の保育ができないのが悔しいけれど、子どもも保護者も我慢していてくれている。何か今までにあった行事をやろうとすると、保育者から即座に「待った」がかかる。待ったがかかれば一度は引いてゆっくりと飲み込んでから会議にかけるようにしている。しかしほとんどの行事が規模の縮小を余儀なくされる。幼稚園というところはその時間を楽しく創り出してやるところだと思っているけれど、あれもこれもだめだと手足を縛られてしまって、欲求不満が残る。年をとって欲求不満が募ると行き場所がなくなるようで不安になる。

 初等学部の方でもかなりの変化があった。保護者が推薦してくれたドリル「東大脳」の編集者が学校にきて実演をしてくれた。勿論東大出の塾の先生で教え方にも迫力がある。学習することにかなりの自信があるようで、それがそのまま迫力として映るのだろう。東大出の教師人が揃ったと言え、だから東大に一歩近づいたなどと浮かれていたのでは大恥をかく。誰が授業を受け持つにしろ受け手である生徒の問題である。どんな立派な授業の神様みたいな人に出会っても、受け手がそれに倣うようでなければだめだ。

 保護者で東大の教授だった一ノ瀬さんが塚原学園の理事に就任してくれた。哲学の先生だから一般人と観点の違うところがある。変わっているというのではなく、物事をとらえる読みというのが深いところにあって、いろいろ話をしてくれたら楽しいだろうなと思っている。「東大脳」の先ほどの先生も、在学中に一ノ瀬先生の講義を受けたかもしれない。一ノ瀬先生が理事を引き受けたのも塚原学園を幼稚園から小中学校までトータル的によくしていこうということの一言に尽きると思うので、気を引き締めてやっていこうと思う。

 しかし急に東大と関わりが増えたような気にもなるけれど、私の学校は東大第一志望ではなく、「学校が面白くない」とツイートしている子どもたちを楽しく生き生きと生きていくことに沢山の力を貸してあげたいと思っていることが第一である。勿論学習することを含めてのことであることは言うまでもない。何しろ東大というところは勉強をだれよりもいっぱいしたからと言っても行けるところではない。人生のステイタスにはなるけれど、それ以外のものでも人生にはあまりある。あきらめないことが肝心だ。

2022年5月10日火曜日

初等学部お客様

  今日は午後一番で初等学部へいき子どもたちのファミリアの授業に出ようと思っていた。ところが到着するや否や堰を切ったように教員から報告や質問攻めにあってしまった。これから授業に取り込む校外授業についての許可やその内容についてつぶさに伝えなければならなかったろうから、私も忙しいけれど教員の方も大変忙しそうだ。それでだいぶ遅れてしまったけれどファミリアに出てみた。1年生から6年生までの複合学級で2クラスで編成された。かつて私が校長をしていた時には3クラスで、人間の営みの根幹にある「衣・食・住」というクラスにした。今回は「山・海」という忠臣蔵の合言葉のようなものになった。

 クラスの中に入ってあたりを見渡すと、半円の中に各自の椅子と机を置き何人かの仲間となった子同士で何をやりたいかを考えていた。それが非常に民主的で、特に女性が周りの子たちに気を使いながら、そして丁寧に優しくリーダーシップをとって話し合いを進めていく様に感嘆した。新しく入ってきた子には非常に気を使い、相手が言葉を発するまで辛抱強く待っていたりと、早くも素晴らしい人間性を発揮しているようであった。「こんな学校あったらいいな」というフレーズがあったけれど青葉台はまさにその学校ではないか。

 新しい子が見学に来ていたクラスを覗いていたら、なんとパソコンを自在に動かしているクラスだった。何ともその子は前からいるようなそぶりで屈託がない。私が顔を出したら笑っていた。

2022年5月8日日曜日

母の日

 そしてプレイディ。今日は何とも清々しい日であった。寒くもないし暑くもない。広々とした初等学部の校庭で、あおば台幼稚園の子どもたち約160名と保護者が集まって、まず最初に各クラスの保育者に先導されて、子どもたちを含めて輪になって楽しく自己紹介をした。どんな形の自己紹介でも構わないので楽しくやれることが何よりだ。

 コロナのおかげで2年間プレイディができなかったが、何とかやってあげたいと思い恐る恐るではあったけれどもやれてよかった。何といっても子どもたちの顔がいいじゃないか。親と一緒に広い校庭で伸び伸びとやれることが何よりだ。校庭にある遊具についてはすべてにスズランテープを張って使えないようにしてあったので、一緒に来ていた小学生には気の毒だったかもしれない。しかしゲームが終わって一斉に遊びだしたら先ほどの小学生いわく「すげー小学校があるなー」「これは楽しいや」とご満悦の様であった。

 先日の初等学部の役員会でのお話も建設的でとても良かった。今日の子どもたちの様子を見ても我ながら素晴らしい学校ではないか!としみじみ思った次第だ。子どもたちが作った遊具に長蛇の列だったことも自慢だな。

 今日は「母の日」お父さんからもぜひ一言感謝の言葉をお願いいたします。

2022年5月5日木曜日

円が独歩安

  円がこんなに安くなっては困っている人が沢山いるのではないかと思う。海外へ出るわけではないからあまり関係ないという人がおられるけれど、日本の食糧事情をよく調べていただけると海外から輸入している食料がほとんどだから、当然輸入品が高くなると私たち末端までの口に入るものまで結構高いものになるのではないか。食料品だけに限らず自給自足できない国だからいろいろなところでひずみができて、給料が30%ぐらい上がったところで預金を減らさないと生活できなくなることになる。食糧やエネルギーの外国依存が強ければ強いほど国は弱体化していく。国を守る安全保障は何も弾薬ばかりではあるまい。

 他の国では特に欧州ではロシアからのエネルギーの依存率が飛びぬけて高すぎることに猛省を促し、各国自らが他国からのエネルギー調達に翻弄されている。しかし日本はどうだろう。ロシアのサハリン2から撤退はしないらしいが、それはあくまでも自国の都合であって、NATOから見るとウクライナの血を吸っているように見えるらしい。日本はずるい!。政治家が国民に向かってなぜ我慢を強いることが言えないのか。コロナでも国庫から金を出したのだから、こんな緊急事態の時なら国民は分かってくれると思う。それが日本人の心だったのではないか。

   日本はどちらに転んでも被害が少ないように考えているようだが、それは日本流の考えであって欧米には通用しないのではないか。ハンガリーではロシアの石油を止められると国そのものが疲弊してしまうのでEUのロシア制裁の中の石油の禁輸には反対するらしい。いずれにしてもロシアがこれから生き延びるには大変だろう。核を持っているからと言って粋がってみてもそれをどうするつもりか、米国はどう出るのか。日本の国民は今度のロシアの暴挙によって何を学んだのだろうか。もう一つバブル崩壊から30年もなるというのに何の手も打てないのはどういうことなのだろうか。物価ばかり上がっていって給料が上がらないのではこれはスタグフレーションとかいうやつではないのか。企業が持てるものを吐き出さないのなら、政府が手本を示して給料を上げたらどうなのか。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...