2022年9月6日火曜日

日本の官僚は国民が雇用者であることを忘れてはならない

  日本にも秘密文書というのがある。重要な外交文書などは30年後に公開されるとかその重要度によって秘密にされる期間が長いようだ。秘密として扱われる期間は誰が決定するのかは知らない。しかし官僚の誰かが決めるのであろうし、解禁するのもその部所の官僚が決めるのであろう。しかしこんな話がある。解禁された文書を閲覧しようと思ったら、所々黒塗りで文字が隠されている。解禁されているはずなのにどうした物かと、係員に確かめたところ「まだその件に関する人物が存命だから」というのが黒塗りの理由だったそうだ。米国で解禁文書を閲覧したことのある氏にとっては大変な驚きで、秘密期間を設けた意味がないではないかと憤慨していた。法律で決めたものを国民の了解もなしに官僚が勝手に決めてしまうのは違反であると思うが、公務員には罰則がない。だから国民への最大の裏切りである文書の改ざんが行われてしまう。改ざんを命令したものは改ざんを実行した者の上司であろうし、その上司は権力者への忖度であろう。情けない軟弱な国家だ。そうした官僚によって日本の歴史がゆがめられてしまうのは非常に残念である。そんな人は多くはないと信じているが、一人でもそんな人がいたらだめだ。

 日本の総理が米国の議会で日本への投資をお願いするような話を聴いたけれど、日本株は買いですか?GDPは30年以上も横ばいで、国民の賃金は上がらなくて国民は疲弊している情況で、その上中国、ロシア、北朝鮮という狂犬国家に囲まれている国に、安心して投資ファンドが買いに来るのでしょうか。円安についても110円前後から145円になろうとしているのに何ら方策を示すことができないでいる。そして市場経済に任せているなどと逃げの一手しか政府も日銀も打つ手なしでは、国民の財産が目減りしているのに、政府から何のアナウンスもない。こんな無策で日本の舵取りができるのだろうか。アフリカに何千億というお金をばらまいて外面ばかりよく見せているけれど、そんなお金があるならば日本の技術が海外に流れないように研究者を流出させない法律を作ったらどうだ。

 東京オリンピックでほころびが出てきた。たかりの「バッハ」とか言われているIOC会長がしょっちゅう東京へ来ていた。この会計報告は出来上がったのかなどと言おうと思っていたら、「アオキ」から端を発し賄賂の問題が出てきた。必ず名前が出てくるかつての政治家もいるけれど、この人は後になって全日本私立幼稚園連合会の使い込みにも出てくるのではないか。私は現場を見ていないから確証のある話としては言えないが、私が全日に出向していた時の会長と入魂の間柄であった。ちょっと胡散臭い話になると私などは隅の方に追いやられているから、実態は知らないがその素振りはあった。うがった話ではない。責任はいつも下っ端が取らせられるものだ。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...