能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ悲しみは増えていく。しかもこの時期は降雪時期でもあるし、被災地での救助作業は天候に阻まれ思うように進まないだろう。雪が降っていても、その次に来る雪解けあとの道路や地表は作業をするのに大きな障害となる。身内の者が屋根の下で押しつぶされているのを、ただ何もできないで見ている無念さは測りようがない。辛かっただろうし言葉を失う。
正月早々「おめでとう」なんていっていられない暗い話が飛び込んでくる。5歳と2歳の子を道連れに無理心中を図った33歳の母親の話がテレビに流れていた。一体この親子に何があったのだろう。子どもが産まれたときには希望に満ち溢れていただろうに、奈落の果てに落とし込んでしまった出来事というのは。詮索はしたくないけれど、あまりと言えばあまりにも短い命ではないか。世の中には子どもを道連れにするほどの苦しいことがあるのか。母親に生きる力がなかったのだろうか。相談する仲間がいなかったのだろうか。
プーチンという核を持つ権力者がウクライナに進行しまだ戦争は続いている。地中海の隅っこにある反イスラエルのハマスという軍事組織がイスラエルを攻撃しもう3か月にもなるけれど、その戦果はやむことがない。そのうちハマスと同じ仲間であるヒズボラが参戦し戦争は拡大するだろう。米国は戦争を抑えるために話し合いを持とうとしているけれど、それならばイスラエルに武器を供給しなければよい。米国のいい加減なダブルスタンダードが問題を複雑にしている。こんな米国に追随している日本はこれで良いのか。
自民党に自浄能力はあるのだろうか。自民党は問題を起こすたびに視聴者から「トカゲのしっぽキリ」などと揶揄されることが多いが、今回はしっぽどころでは済まないようだ。立法府で作った政治資金規正法を、自分たちで勝手に解釈し、それを骨抜きにしてしまう。そんな国会議員の集団では国民は不幸である。それでも今度の衆議院の選挙には、何もなかったかのようにのうのうと顔を出してくるだろう。彼らには羞恥心がないのだ。日本の国が住みにくいという諸悪の根源は自民党にあることは間違いない。