2018年8月28日火曜日

アメリカはひどい国だ

第二次世界大戦の筆頭戦勝国アメリカはその戦争責任を問うべく東京裁判を起こした。私はこの東京裁判の記録という分厚い本を持っている。これには「平和に対する責任」とか「人道に関する責任」ともう一つ何かがあったが思い出せない。戦争行為がそもそも平和をぶち壊す行為だから、最初に仕掛けたものに責任があるだろう。しかし戦争というものは戦勝国に勝手に秩序を変えられてしまうからその真実はわからない。ドイツナチスを裁いたニュールンベルグ裁判の東京版だが、どちらにしても検察側の言い分は横柄で横暴である。

同じ検察官であるインド出身の法律家は「これは戦勝国が敗戦国を罰する裁判で公正な裁判は認められない」と言って席を立って本国へ帰ってしまった。そして日本の被告人の弁護に回った米国の弁護士は「人道に対する責任を問うなら、私は広島や長崎に原爆を落とすように計画した者も命令した者の名前を知っている」と訴えたが、なんとこの時の日本語に通訳しているときに何度か停電になって声が途切れてしまった。こんな卑劣なことを平気でやる裁判だから茶番に過ぎない。

もっとも日本の弁護士が先般と言われた軍人の弁護をとうとうとしているときに、首席検察官が途中でその弁を遮って「我々はあなた方の言い訳を聞きに来たのではない。あなたたちを罰しに来たのだ」と堂々と言っている。それが民主主義の国の代表者の言葉なのか。たぶん日本側の弁護士の正当性に業を煮やした悪徳代官の裁きである。米国は日本人の戦い方に恐れをなしてしまって、絶対に日本は戦争をできないように米国の手で憲法第9条を作った。そして日本人が誰も自虐史観を持つように、東南アジアの隅々に日本が戦時中してきたというねつ造に近い戦争記念館を作った。

先の被告人弁護に回った米国の弁護士が言っているのは、その名前はルーズベルトとトルーマンであろう。非戦闘員を殺してはならないという戦争の掟を米国大統領が犯してしまったのだから、戦争の傷がいえた今こそ米国は広島長崎に謝罪すべきだ。謝罪したからと言って30万人が生き返るわけではないが、米国は罪を認めるべきだろう。ヴェトナム戦争で彼らは初めて敗戦を知った。ヴェトナムに対する賠償金を30万ドルと決めたが今でも支払っていない。それは自国の英霊に対して申し訳が立たないと言っている。ヴェトナムで何百万人も殺して、自国の5万人のために支払えないということだ。

どうもトランプというのは変わった人物ではなくて、米国を代表する鼻持ちならない人物なのかもしれない。中には良い人もいるというのは当たり前の話だが、国を代表する人がこのような人では困る。米国民主党の中に「彼を弾劾にかけるべきだ」という人がいて、すかさずトランプ「そうなったら株価が大暴落するだろう」と言って話は収まったらしい。正邪よりも経済が優先するのだ。日本はこれでいいのだろうか。

能登半島

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