2019年4月18日木曜日

散る桜1年たてば桜咲く

3日前に学校の株立ちの大きな桜が見事に満開になった。今日はもうだいぶ散ってしまってはげ山の木が立っているようだ。それでもどしっとしていて木陰にいる小学生を優しく包んでいるような気がする。家のつつじも若い芽が息吹いて、もうすっかり春になったことを主張している。今は柔らかい日差しが差し込んでいるけれど、あとひと月もすると強い日差しがいたるところに入り込んできて、冬の冷たさが恋しくなる。桜の花も咲き誇っている時間が短いけれど、春という季節も心に留め置くこともできないくらいさっと過ぎていってしまう。
春の陽射しの柔らかさは、幼児のさよならする手の柔らかさに似ている。私が出かけるときに、ちょうど2階への手すりのところで、何人かが固まって大きな声で何かわめきたてている。私の名前を呼んでいるのか、さよならを言っているのか、みんなで同時に声を上げるから何を言っているのかさっぱり分からない。それでも子どもたちは自分の想いが通ればそれで意思の疎通ができたと思っている。何を言っているのかが分からなくても、思い切って大きな声を張り上げることができるということは、伝達方法がよく分かっていることだ。もじもじしているのではなくて元気があってとてもよい。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...