親の身勝手な『躾』と称する暴力によって無残にも尊い命が奪われてしまった。過去にも何度もあった話であるのに、悲惨な状況が是正されない。5歳の子供は言葉もしっかりしていて、何度も親に許しを乞うている文が見つかっている。しかも親に書いているのに丁寧語で書いている。親に対していかに恐怖を持っていたのかが分かる。これだけ虐げられていても5歳の子供では逃げ出すことができなかったのだろう。逃げ出すなんて考えもしなかったのだろう。子どもは健気なものだ。親は鬼にも悪魔にも変身できる。自省して生きなければならないだろう。
この子供によってこの親はどれだけの幸せをもらっているのだろうか。普通の家庭の親なら気付くはずだが、この子は生まれたところが悪かった。
子ども子育て会議で決まった認定子ども園の預かり保育の時間が1日11時間と決まったが、これも虐待である。幼児期の子供が11時間も幼稚園あるいは保育所にいるなんて、それが毎日だったら子どもは憔悴しきってしまう。だから国がそう決めたからと言って保護者の権利として子どもを長い時間預けたりしないほうがいい。子どもと親が一緒にいられない時間が長いほど、将来の子供にとって心の空洞化現象が起こることは間違いないことだから。目先の利便性より子供の心の中を見てあげてほしい。国のやり方に罪があるならば国は虐待ほう助罪に当たるだろう。