土曜日の青葉台初等学部での「エキサイトフェスタ」をご覧になった保護者の皆様は、私と同じ感じ方をしたのではないかと察します。少しハンデを持っている子もいるけれど、だれがどうなのかは見分けがつかないほど、子供たちは一つに同化して、生き生きとしかも堂々と演じていた。子供らしくはちきれんばかりの自信を十分に表して、「私はここよ!」と自己主張している。
なぜこんなに素晴らしい学校なのに子供たちが増えないのだろうか。地理的状況が悪いといわれても、学校を移動させることはできないし、授業料が高いといわれても他の私学と比べてどうなのだろうか。とにかく何でも解決出来る事はやってみる。こんな素晴らしい学校に来れない子供たちが可哀そうだ。
こんな子供たちを他の中学校へ行かせるには全く忍びない。いや青葉台では小学校だけでもあれだけの子供たちを成長させることができるのだと思えば、胸を張って堂々と送り出してあげればいいのではないか。保護者は学力をしばしば問題にするけれど、あの堂々とした演技を披露してくれた子どもたちの人間力には、たかが学力では到底追いつくことはできまい。世の中に出てしまえば学力より人間力がものをいうし、認知能力よりも非認知能力が高い人ほど適応能力が高い。またそれに合わせてメタ認知能力(振り返り能力)も要求されるけれど。
私は70年生きてきたけれど、人生そんなに難しいことはない。ただ自分が向いている方向だけは常に検証しなければならないだろう。楽しいこともつらかったことも多分半分ぐらいづつあるのではないかと思うけれど、振り返ってみれば楽しかったことの方が思い出される。子どもたちにも楽しかったという思い出をたくさん持ってもらいたいものだ。