2020年4月17日金曜日

国の一大事

かすみがうら市にある初等中等学部もついに自由登校になってしまった。総理の全国緊急事態宣言と知事の県内休校指示によるものだが、コロナの諮問委員会によると、学校の生徒によるコロナウイルスの拡大は見られないという意見もある。学校に通う子どもたちや幼稚園の子どもたちには何ら危険の心配などいらないように思うが、どうしてみんな休みたがるのかわからない。
みんな「もしも?」と言いたがるけれど、あってはならない事故を想定しているのなら毎日がそうだ。今回のコロナについては幼稚園や学校の方がよほど安全ではないかと思っている。だから2月の末に総理が「学校の休み」を全国に指示したときには、まったく唐突で茨城にはまだコロナが入ってきてはいなかった時期なので従わなかった。公立は公務員だから速やかに指示に従うというのが当たり前であったけれども、私たちは盲目的に従うのではなく、自分で理解できるだけの情報を持って行動したかった。
危険なのは大人たちである。幼稚園やが学校ではない。緊急事態といえども人の行動や移動は制限されないのだから、本物の緊急事態ではなく予行練習みたいなものだ。緊急事態宣言なるものは時として法律や憲法を停止して国民一致団結して行わなければならないものなのだろうが、日本の決め事には必ず抜け穴がありそうな気がする。これでは収束するのには、時間がかかるだろう。

私たちが気をつけねばならないのは、コロナに感染した人たちへの配慮と、医療従事者に対する感謝と敬愛の念であろう。少なくとも必要以上に怯えたりして周囲にそれを伝播させないことも大切なことだろう。
私が危惧するのは子どもたちのストレスの問題である。過度なストレスや極度なストレスは脳に異常を生じさせることがある。医者や脳科学者が言うことの前に現場で毎日子供たちと一緒にいる私たちの方がよく理解しているつもりだ。恐怖ばかりを子どもに植え付けては脳も委縮してしまう。注意が必要だ。

幼稚園では、他園で公開保育のあった際にいただいてきたチャボのつがいが卵を産んだので、母鳥が温めてひよこにかえるのではないかと思いきや全然子育て放棄してしまって一向に温める気配がない。なので孵卵器を買ってきて温めた。めでたくひよこにかえったので職員室は毎日ひよこの話で盛り上がっている。
一日も早いコロナの終息を切に祈っている。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...