これは「年寄りのことば」だ。若い人はあまり過去がないから物事を感慨深げに見ることがないだろう。いずれある日日向ぼっこをしながら過去の思い出に耽る時が来る。友達と、あるいは一人っきりで。くすくすと笑いながらか深刻な顔をして、まあこれは年寄りの末期的症状かもしれない。若さの特権は過去についてあまりこだわりを持たないというのが最大の特徴だから、前を進みもっと先を切り開いていくというような使命があるわけだから当然我々と同じようであってはならない。
両園ともにリヤカーの運転免許証の取得試験を行った。子供たちはこの日のためにリヤカーの運転技術を磨いてきたのだから、一生懸命に検査官の役目をしなければならない。子供たちの目が刺さるほどに真剣だ。コロナのおかげで普段の保育が延期になったり中止になったりしたのでこの時間を何とかして取り戻してやりたい。また年長さんは昨年の年長さんがどんなことをして立派な年長さんになったのかということをよく知っていて、次に何をやるのかを確認してくる姿がある。年長になってすぐコロナで休みに入ってしまったけれども、よく育っていると感心する。