謎の気球が話題になっている。仙台上空に現れた気球は正体不明でどのような形状のものかも、下についていたアンテナらしきものもなんだかわからないままで終わってしまった。太平洋側で消息不明になったという情報であるが、それを多くの国民が目撃しているにもかかわらずなんだかわからないという結論で終わってしまっている。安全管理というのは台風情報や地震情報だけではあるまい。これがどこかの国の仕業だとしたら重大な問題だろう。日本でも第二次世界大戦の時に、アメリカ本土へめがけて風船爆弾を飛ばしたそうだ。どのくらいの量だったかは定かではないけれど、あまり効果はなかったそうだ。しかし細菌爆弾だったら悲惨な結果になっていただろう。
それにしても我が国の防衛意識は全く心細いものだ。なんだかんだと言っても何かがあると北朝鮮がという言い方をするけれど、それは全く違うと思う。ミサイルの発射実験をして日本の上空をミサイルが通過したなどの怪しからん話があった時にも、あまりたいしたことではないような官房長官談話であった。そんなことではあるまい。独立国家の上空を他国の兵器が飛んで行ったということは戦争行為である。日本は何もできなかった。戦争状態であるぐらいのコメントを出せば相手国も驚くはずである。
平和ボケも度が過ぎる。尖閣列島は日本古来の島であることは歴史上も確認されていると言われているが、そこに中国の海警の艦船が乗り込んできて日本の漁船を追い回している。その動画もしっかりと撮ってあるがなぜか政府は公表しない。なぜなのか政府部内には中国シンパが多いのか。中国は好戦的である。そんな国が近くにあるので日本は日本に手出しをしたらそれ相応の対価が必要であることを相手に認識させなければならない。日米安保で米国は日本を守ってはくれない。アメリカを頼りにしているととんでもないことになる。日本が本気になって怒ればどんな国でもちょっかいを出してくる国はない。第二次世界大戦の時の日本人の精神を世界の人たちはよく知っているからだ。日本を攻めてくるのは近い将来には中国しかいない。