2020年8月4日火曜日

ダッチロール

 行くへが定まらないダッチロールのような政府の見解。私は長年自民党にいて、若い時には党本部へ行き来していて青年局の中央常任委員もしたことがあるが、現在の政府のふがいなさを見ているとまったく嫌になる。私のようなものまで自民党に批判的になるのではかなりの国民が批判的に見ているだろう。

 このコロナ騒動で安倍総理の体質の本質が見えてきた。よく話を聞いていると何人かの閣僚が問題を起こしてやめているけれども、そのたびに「任命責任者として重く受け止めている」とか言っているけれども、何回も続けてそのようなことがあっても同じ答弁の繰り返しだ。何も変わっていないし、野党もそれ以上の突っ込んだ質問はしない。こんないい加減な国会なんてあるものか。野党にいた楢崎弥之助というような与党と戦える人物が現れない。不幸な国民である。
 コロナの件でも緊急事態宣言を発するような状況にないと言っているが、当初緊急事態宣言が出たときには今よりももっと軽い感染者数であった。最初のころは陽性者の数が問題だと言っていたが今では重症者の数が問題だと言っている。この次に言を変えるなら死亡者の数が問題だというだろう。

 対外的にも中国の領海侵犯についてどのような見解を持っているのか。韓国の徴用工問題についてはどのように解決するのか。中国の漁船は日本の公船にたいして体当たりをしてきたが、日本の漁船が中国の公船に体当たりをしたらその結果は一目瞭然である。そのように弱い立場を作ってしまったのは政治の責任である。それは自民党ばかりではなく野党にも大きな責任があったことは知っている。とにかく安倍総理は、大切なことについては自分で話をしない頼りがいのない日本の首班である。その上イエスマンの子分どもが全く頼りにならない。だから今衆議院を解散しては自民党に勝ち目がない。だからと言って野党が組閣するのか心配事は尽きない。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...