2020年9月16日水曜日

日本の国が危ない

  二階さんなる男、この人は中国べったりで責任を取らない。世界の西側諸国というか民主主義を標榜している国は、香港の出来事について危惧を唱えている。一国二制度と言い出したのは中国が世界に向けて約束したことだが、それは反故にされた。南シナ海で横暴なふるまいをしていることも、国際機関が全く根拠のないことで中国の主張は聞き入れないという判決を出しているにもかかわらず、紙屑のようなものと言って無視してしまった。

  もっとも国連機関のことを一生懸命信じようとしている国民がおめでたいのかもしれないが、北朝鮮の拉致問題にしても国連は動かない。それに抗議すらできない日本の政府であっても、なお国連を中心に政治を動かそうとする愚劣さを国民はしっかりと目を開けて注視しなければならない。拉致問題は、ロシア中国がカギを握っていてそのカードを絶対に手放そうとしない。日本と北朝鮮だけで解決はできないものだ。小泉元総理は北朝鮮に拉致された日本人を日本に帰したことはだれにもできることではない。すごい外交手腕である。そんなことを二階さんがやってみたら相当の評価を得るだろう。

 国連に多額の拠出金を出しているにもかかわらず、日本人は長という要職にはつかないでいる。これは開発発展途上国に譲ろうという国連の暗黙の了解があるからだ。だから先進国サミット参加国からは出てこない。日本はこの先まさか中国につこうと思ってはいないだろうが、等距離平和外交は絵に描いた餅に過ぎない。中国の覇権主義を目の当たりにしながらそのことについて口をつぐんだままで良いものだろうか。国際政治に正義などというものはないことは十分にわかっているが、それならば外交基準となるのは何かというと国益でしかないのだろう。

 日本の政治も国際政治でも青臭い話は除外される。聞いている暇がないのだ。田中角栄はアメリカに無断で中国と国交を結んだのでアメリカから追放されたという話も聞いたことがある。日本は敗戦国だから、すべてにおいて主権があるということではない。アメリカと敵対する国とは十分戦ってもよいが、それ以外は断りを入れなければならない。国連には敵国条項というのがあって、いつでも日本やドイツと戦う準備があるというところにサインをして初めて加盟国になれるのだ。その条項をとるまでは拠出金は出さないぐらいの強気の姿勢があってもいい。日本のエリートはいったい何を考えているのだ。



能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...