両園ともに全学年の保育参観が終わった。どちらも最後の参観は年長さんだったけれども、一応は「遊園地つくり」とか「年長ランド」という風に銘打っている。どこかでやっているような制作展である。小物を作ってテーブルの上に並べるというのではなくて、部屋全部を使ってとかホールを使ってというようにダイナミックなものである。
出来上がったものを見ると「あおば台の年長はすごい!」と感嘆せずにはいられない。彼らはこれらを設計図つくりから始めるが、その設計図を見せてもらっても何が何だかさっぱり解らないものが多い。しかし彼らには明確にわかっているのだろうと思い、執拗に解説を求めるようなことはしなかった。できたものと設計図を比べてみてもわからないが、子どもたちの中では出来上がっている。もっとすごいと思うのはそれらをグループのみんなが理解しているということだ。中には私と同じように理解できないという子もきっといたはずであるが、作っているときには、一緒になって無我夢中になって作っているのだからやはり「わかっていたのかな」ということになる。
目をキラキラさせて作っていて、出来上がった時には仲間同士てどんな会話をしたのだろうか。保育者の誰かがきっと子どもたちの呟きをメモしているはずだから、集会の時に聞いてみようと思う。自分たちで考えたものを、仲間と同じ目標をもって一心不乱になってやり通すということは素晴らしいことだ。拍手を送ってやりたい。