2021年1月28日木曜日

誇りを持つ

 それぞれにみんな自意識を持っている。自意識過剰だと言われたりもする。その自意識こそが自尊感情であり誇りというものであろう。その誇りの根源となるのが自分の生い立ちとか家族史だったり、日本の先人の生きざまだったりする。自分の家族に誇りを持てないとか言う人もたまにはいたりする。それは不幸なことだがそんなことにいつまでもかかわりあってはいられない。自意識はいろいろな形でそれぞれが持つことであるけれど、どんな人にだって不満を持たないで生きてきた人はいないだろう。多かれ少なかれ不満を持っている。だから早めにそんな負の遺産は消化して、そうではない希望をもって生きた方が人生は得だ。

 誇りは素晴らしい祖国の歴史を知って生まれることが多々ある。日本の歴史はこの地球上で首都を一千年以上移動しないで持ち続けたのは4か国しかない。パリ・ローマ・イスタンブールに京都である。そして営々と文化的な所産も積み重ねている。中国は5千年の歴史というけれど、国としてできてはいない。中華人民共和国として独立したのは1949年だ。その時に台湾は含まれていたかというと含まれてはいない。台湾は中華民国である。蒋介石が共産党に敗れて逃げ帰ったのが台湾政府ということだ。韓国は日本が併合するまでは、清国・ロシア・日本の軍隊が入り込んでいて国の体をなしてはいなかった。それでも挑戦という国はあったらしいが、地目でいえば雑種地みたいなところ。当時はアメリカがフィリピンでスペインと戦っていて極東には目を向けることができなかったので、アメリカは日本に朝鮮の併合をお願いしていた。そのあとでアメリカが入ってくる魂胆であったのだろうが。地球上でも最貧民国であったから日本でも朝鮮併合には慎重だったらしく、犬養などは最も反対していたが、南下政策をとっているロシア陸軍との緩衝地帯になるということでしぶしぶ承知したという話もある。後に満州国という日本の傀儡国家を立ち上げたのもそのような理由からだと聞いている。

 アメリカは日本との戦いに参戦したころには、日本の10倍以上のGDPであった。そう考えてみると4年もの長い間良く日本は戦ったものだ。アメリカは日本に勝つには勝ったが、日本人の強さを身にしみて感じたようで、二度とこの国がアメリカに立ち向かうようなことはあってはならないと占領政策には、日本人の魂を抹殺することから始めた。まずマスコミにはプレスコードというものを押し付けた。それは日本の悪口はいくら書いても構わないが、占領軍の悪口は書いてはいけないというものだ。そのようなことが普段の生活に溶け込んでいくと、自虐的な国民が出来上がってしまう。そして占領軍は清廉潔白で正義の申し子みたいな風に映し出されてしまう。民家に押し込んで強盗などしても訴えることはできなかったのだ。そんな進駐軍が作った憲法や教科書で戦後の子どもたちは育ったのだ。それが今もなお続いている。情けないではないか。日本人としての誇りを奪い去ったのだ。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...