2021年2月12日金曜日

第二発表会

  幼稚園には発表会というのがあって、あおば台では主に劇と合唱をやっている。発表会なのだからそれに限ったことではなく、幼稚園それぞれに発表会の趣向は違う。一年間の生活を写真に収めてクラスごとに担任が思いを込めて保護者に説明するなどの発表もあれば、制作展と銘打って参観日を設けて一日を過ごすというのもある。保育としての大きな行事では最後の行事といってもいい。

 コロナの関係で家族ならだれを呼んできてもよいということにはならず、残念なことに人数制限がある。幼稚園のホールで行ったが制限をしたことによって、祖父母の姿はほとんど見られなかったのが悲しい。孫の顔を見て励ましてあげたり、会話を楽しむことができないのは祖父母にとって悔しいことだ。あおば台では今年度は祖父母をお呼びできるような行事はもうない。とはいえこの幼稚園は地元の保護者というのが少ないので、それほど多くの祖父母は近くにはいないのかもしれない。

 3学期に入って劇遊びは保育の目玉であった。しかし保育にはすぐにとってつけるようなものはないので、じっくりと導入までもっていかなくてはならない。絵本を何冊か読み聞かせ、その中から気に入った物語を子どもたちに選ばせて劇を決める。そしてだれがどの劇をやるかを決める。この時が難しく子どもたちには試練になると推察する。絵本から劇を決めてグループを決め、保育者は物語の脚本を書き配役を決める。配役も子供たちが決めるから王様は一人なのに何人もが王様をやったり、お姫様が複数人になったりする。子どもたちの内面が納得すればそれでいいし、形にこだわらない。ただし物語の筋書きに関しては、大きく外れたりすることは、著作権があるから気を付けなければならない。

 少ない時間帯の中で良く子どもたちをまとめたと思う。子どもたち自らが作った大道具なんかも、登園するとすぐにホールに持ち出したりして、カラーのごみ袋をうまく衣装に仕上げて喜んで身につけている。子どもたちの意識と集中力によって発表会は楽しく終わった。コロナという今世紀未曽有のパンデミックにかかわらず、保護者の幼稚園に対する応援がうまく功を奏した形となった。ありがとうございました。


能登半島

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