2021年8月24日火曜日

夏祭り

 土曜日曜と幼稚園では「夏まつり」を開催した。このところコロナの勢いが強く爆発感染の様相を呈している。そんなわけで保護者には残念だけれども子供の送迎だけで祭りには参加できなかった。子どもたちは保育者の用意したゲームを体いっぱいで楽しんでいる様子があちこちで見られた。所々で歓声が上がり、コロナで消沈している気持ちが一気に吹き飛んだようだ。誰かが言っていた。「辻々に子どもたちの歓声が途絶えてしまった町は消滅する」と。確かにその通りだろう。子どもたちが帰るときには、保育者が毎日園にきて作っていたこの日のためのお土産を渡した。保育者も子どもたちもとてもいい顔だった。子どもたちは人と人とのつながりの中で人として成長していくものだから、まったくコロナが憎い。 

 北海道の旭川だったか女子中学生が変死体で発見されたことで、その母親は「いじめがあった」と主張している。その根拠となるのは携帯に入っていた文言である。教育委員会にも調査をお願いしているらしいが遅々として進まない。いじめにかかわった生徒の名前は10人に及ぶらしいが、そこの教頭が言うには10人の生徒と一人の生徒の価値は10人の生徒の方が重いと公然と母親に言ったそうだ。と言っているのは学校側には過失がないと言っているのだけれど、何を根拠に言っているのかわからない。ここの教頭は少し頭がおかしい。片方の一人の子は自殺をして自分の命をすでになくしてしまっているのに、母親に向かって言うべき言葉ではなかろう。そもそも教育委員会なんてものは常に学校側を守るための組織だからあまり当てにしないで、第三者委員会にお願いをした方が良い。その場合は必ず常識を持った正義感の強い弁護士が必要だ。

 首をかしげたくなるようなことは巷に転がっている。通産省の役人二人がコロナによる補償金を猫糞(ねこばば)してタワマンの支払いにしていたという話。官僚がやった話だと日本の役人は本当に腐っている。オリンピックにかかった費用は組織委員会に清算してもらうという話だが、組織委員会が信用できないので公認会計士の法人にやってもらった方が良い。組織委員会は、オリンピックにかかわる集まりで、歓迎会や打ち合わせとか言って多くの人と会食をしている。政府は国民に何と言っているのだ。東京都の小中学生にはパラリンピックに見学に来て多様性を学び、勇気をもらってほしい。というのが知事の会見にあった。障害を持った人でもこんなことでもできるのだという感動を与えたいのだろうけど、そもそもこの発言は障害を持った人に対して対等ではない。上からの目線である。

 アフガンについて一言。タリバン勢力が盛り返し、首都カブールを占拠した。首都カブールにはこれに対抗する軍隊が見当たらないのは、すでに取り決めがあって政府要人は我先にと逃げ出してしまったのではないか。銃で市民を脅し女性の権利を認めるなどと言ってもだれも信用しない。町には女性の姿が全く見られないというではないか。米国の最後のやり方だ。ベトナムがそうだったように、イラン、アフガニスタンと騒動の種をまいては去っていく。台湾を本当に守るのか。そのあとまで面倒見ることができるのか。徳川方と新政府が戦った戊辰戦争の時に、最後まで戦い抜いた庄内藩がいざ抵抗を止め新政府軍に投降したときに、新政府軍の大将の黒田清隆は腰のものを一切つけず(武器を持たず)、庄内藩の抵抗する城に向かっていった。そして上座に座り城明け渡しの文言を言い終わったら、すぐさまに下座に降りて「役目柄失礼仕った」と言ったそうだ。庄内藩の屈強な武士たちもこれには涙をこらえられなかったという話だ。後からの話でこの演出は西郷隆盛官軍総大将が、黒田清隆に申し述べたことだという。それを聞いた庄内藩の武士は、現在に至っても西郷翁の話は忘れないとして全国行脚してそれを伝えているという話だ。武器をもって脅し続けるタリバンを、市民が受け入れるだろうか。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...