2022年3月8日火曜日

大国の身勝手

  大国というのは国連の安全保障に関する常任理事国で5か国である。この5か国は国連決議を拒否する拒否権というのを持っている。しかしこの5か国の間でいつでも拒否権というのを持ち出しているけれど、守られたことはない。イラク侵攻の時にはロシア、中国、フランスが反対。賛成は英国と米国でイラクの核をつぶしに行くと言いながら何も出てこなかった。今のロシアも世界を相手に平気で嘘をついている。これが世界の政治なのだ。国連を主体に世界が回っているということはないのに、常に日本の政治家は国連を口に出す。主体性がないのだ。それならば何を信じて政治家は国際政治にかかわっていけばいいのか。それなりに力のない国は簡単につぶされてしまうのだ。悔しいけれどそれが現実だ。

 ウクライナとロシアには米国と英国が中に入ってミンスク合意というのがあった。それはどのようなものかというと、親ロシア派が多いクリミア半島についてウクライナが自治を認めるということらしい。ところがそれをウクライナが反故にしたということで、突如ロシア艦隊がクリミア半島を囲んで、クリミア半島を自分の領土にしてしまったのだ。2014年ごろのころだ。ウクライナはそれ以前社会主義が崩壊しソビエトから離れて独立したときには、核弾頭を少なくとも1500発も持っていて世界第3位の軍事国家になったが、米国ロシア、英国の説得によって核を放棄しその代わりウクライナはロシアや英国や米国が守るという約束であった。しかし現実はどうか。米国や英国が隣でギャギャーと騒いでいるけれども軍隊を出してウクライナを守らないではないか。どこか日本と似ていないか。日本はすぐにお金を出すというのが国際的に定着しているので、オリンピックでもバッハ会長がしょっちゅう日本に来ていた。あれはたかりの構図であった。隣の韓国もロシアも米国もみんなたかりである。米国が日本を守ると言っているが本当なのか。米国は日本と戦ってあんな強い国と二度と戦いたくはないと、3年8カ月の大東亜戦争であったにもかかわらず日本国民の意識の転換を図って7年も日本に居座り続けて、国民の骨の髄までしゃぶっていったではないか。そんな国が日本を守るとは思えない。日本に基地を置いて不平等協定を無理押ししている米国について、真の兄貴分とはどうしても思えない。では日本の将来はどうなってしまうのか。子供たちの将来を考えるとこのままでは絶対にダメだろう。目先の幸せだけを求めていたら日本は不幸になる。子どもたちを危険に晒してはだめだ。

 沖縄の知事までやっていた翁長さんは中国と結託して、沖縄を中国風にしようとした。中国へ行ってハニートラップだかマネートラップに陥ってしまったのだろう。自民党にいてあれだけ簡単にひっくり返るなんて普通の沙汰ではない。そうなると中国は沖縄も狙っているということだから、かなりの人が沖縄にプロパガンダとして定着している人がいる。基地問題をうまく利用してくるかもしれない。日本のマスコミは芸能人のスキャンダルばかり多く流しているけれど、そんな悠長なことではだめではないか。社会の明るい話題と国を守る強い意識を持ってやってほしい。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...