2022年9月28日水曜日

日本の歴史の中で

  日本の歴史の中で私たちが学んだ歴史は本当に真実なのかが疑わしい。勝てば官軍と言われるように、その都度戦があってそのたびごとに歴史が塗り替えられていたのではないか。新しいところでは、戦後の歴史の中で日本が独立し連合国から離れたのは事実かというとそうではない。私は戦後生まれで私が生まれて間もなくしてサンフランシスコ条約によって日本は国連入りしたが、これには絶対に密約がある。国民には当然知らせられてはいない。その時の張本人は吉田茂だ。政治家の国葬第1号である。今回の国葬第2号になった安倍晋三元総理は財務省の改ざんを許した人である。改ざんを許したというのは、日本の歴史を自分の手で書き換えてしまったということだから、大罪を犯した人である。国民の敵であるにもかかわらず国葬という何という茶番であろうか。私は共産党ではないから旗をもって国会まで言って抗議はしないけれど、ある程度の常識を心得ているからである。忖度ばかりしている意気地のない政治家ばかりだ。何と嘆かわしい。これからの歴史の汚点として残るだろう。

 なぜサンフランシスコ条約が密約だと断言できるのか。沖縄が日本に帰属したのはそのあとだけれども、当時の佐藤総理は非核三原則を謳ってノーベル平和賞を受賞されているが、当時の日本の文化人は「ブラックジョークだ」と言って笑い飛ばしていたけれども、私にはその意味が分からなかった。ずっと後になってその意味が分かった。日本には核搭載可能な原子力空母が入ってきているし核搭載可能な戦闘機もある。その方が日本を本気で守るという意思表示にもなるからそれでいいと思っているけれども、なぜ政治家は国民に真実を話さないのか。沖縄との地位協定を読んでみると「これが独立国家なのか」と憤慨したくなる。沖縄が怒るのもよくわかるが辺野古反対には私は反対だ。日本はサンフランシスコ条約で真に独立していない。他国の軍隊が首都圏に基地を持っているなんて、馬鹿にするにもほどがある。

 明治維新をもてはやしているけれど、幕府軍にはすごい能力のあった人が多かった。多少函館戦争(戊辰戦争)で榎本武揚をはじめとして生き残ったが、その中に新撰組副隊長の土方歳三もいたはずだが、いまだにその行くへを知るものがいない。榎本武揚は昌平塾を出た立派な学者でもあったし、ポルトガルへ留学し日本では海洋法の第一人者でもあった。「人生を二度生きた男」という時代物の小説の主人公でもある。

 これを書き出したら止まらなくなるのでその続きは後で書くことにする。

 ふと寝床でくちづさんだ童謡があった。野口雨情の「七つの子」や作者不明で小さいころによく歌ってもらった歌だ。「あの子はだ~れ誰でしょね なんなんなつめの花の下 おにんぎょさ~んとあそんでる となりのみよちゃんじゃないでしょか」。こんな歌詞を書く人ってどんな人だろう。この上なく慈愛に満ち満ちた優しい言葉ではないか。あまったらしい詩を書くハイネでもこうは書けないだろうし、これは日本古来の子どもに対する感性なのだろう。「素晴らしい!」と唸ってしまった。「赤い靴」という歌もある。こんな優しい大人に囲まれていれば、子どもたちのこれからの人生をまちがうことがないだろう。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...