2022年10月3日月曜日

初等学部で二学期が始まる

  この学校は世界一素晴らしい学校にしたくて作られた学校だけれど、原作の本とは少しばかり思うようにいかないところがある。思うようにいかないと考えているのは経営している側の話で、子どもたちにとっては世界一楽しい学校だろう。子どもたち一人ひとりが自分を生きることに懸命になっている。他人の嫌がることは絶対するな、大人になったら多くの人から嫌がらせを受けるから、自分を大切にするように相手も大切にしなさい。これが私の口癖だ。何よよりもみんなが幸せに生きることが最大の目標だ。それ以外は大したものは人生にはない。

 子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのための集会が行われた。何が議題に上がっているのかというと、①総会を集会と改名する ②ブランコの立ち乗りは何年生からとするか③中庭の植木のあるところを走ってもよいのか ④喧嘩をしたらどうしたらよいのかである。ブランコについて決まったことは、4年生から立ち乗りは良しとする。その理由は身体の成長などによる。注意として高学年は気を付けてブランコ遊びをすること。ちなみにあおば台幼稚園では規制がない。どんな乗り方でもよいことになっている。次に中庭を走ってもよいかというところでは、インターロッキング以外のところでは外靴を使う。とある。次に喧嘩が起きてしまったらどうするかというところでは、周りの人と話し合ってみようとなっている。とてもスリム化されている結果であるが、子どもたちはくどい議論は好まないし、結果として楽しくやろうというのが見て取れる。とても良いことだ。児童会の会長はずっと女性だから争いを好まない素晴らしい結論を出す。とても素晴らしい。素晴らしい学校は子どもたちが作るのだ。

 縄文時代と弥生時代の日本人の頭蓋骨の作りが違うと言われて、DNAの解析で第一人者と言われている斎藤成也先生(国立遺伝学研究所特任教授)の話を聴いた。驚いたことに日本人起源説には中国も韓国も全く関係なく日本人は独自のDNAを持っているということでした。それでは日本人はどこから来たのでしょうか。これが分かれば日本史ももっと深く理解することができるかもしれません。

 子どもたちはDNAやゲノムなどと言ってもあまり興味を示さないかもしれないけれど、宇宙の話なら晴れた日には星空を眺めたりするだろうから、宇宙の話をしようと思っている。最近になって地球は最初から水分を含んでいたなどの論文が出たというから、そんな話も面白い。子どもたちと話が盛り上がったらJAXAに連れて行って話を伺ってもいいではないか。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...