2022年10月17日月曜日

運動会

  「うんどうかいだちゃちゃちゃちゃ」と言って幼稚園の運動会は始まる。親子で一緒に同じ目的で楽しい時間を過ごすなんてことは子どもにとっては最高に楽しいことだろう。親子でいる時の子どもの顔はどの顔をとってみても幸せ感でいっぱいになっている。幸せではちきれているのだ。「いいな」としみじみと思う。こんな時間を連続して持てたなら将来において不徳な道に染まることなんて絶対にないだろうと思う。子どもばかりの話ではない。お父さんもお母さんの顔もとても幸せそうだ。そんな中にいさせてもらえて、私たち保育者もこの上ない幸せ者だ。だからあまり現世においての「不満などいったら罰が当たるぞって」自分に言い聞かせてはいるのだが、これがどうもブレーキが利かない。子どもって身体が小さくて、視野も狭くやっていることは自分勝手なことばかりだけれど、皆と同じことをする喜びや、他と共感したときの喜びなどは身体全体で表す。それがとても微笑ましくてそれを見ているとどうしてもニヤニヤしてしまう。今度の運動会もコロナの影響も多少あって、残念ながら6年生や1年生を呼べなかった。運動会の何がいいって!園児たちと保護者と、保育者が一体になり感じあい共鳴しあうところが、ぬくもりを感じてとてもいい!。

 とんでもなく円安になってしまった。円安は悪いことばかりではないと馬鹿なことを総理は言っているけれど、商売はインバウンドの客ばかりではないだろうが。海外からくる客が爆買いをしてくれると言ってもそれは一過性の現象に過ぎない。むしろ円をドルに換金する時には大変な損失を感じることになるだろうし、海外旅行には躊躇せざるを得ないから、日本人にとっては貧しい環境である。コロナで動けなくなったり、円安で動けなくなったり踏んだり蹴ったりなのに政府は全く無策だ。今度は円安で困った人たちを助けるという政策を考えるだろう。大きな政策の軸がない。軸足がふらふらしているということだ。

 小学校の児童に簡単な本でいいから小説を読んでほしい。短編集がいい。必ず読み終えるという習慣をつけるという狙いもあるけれど、短編には傑作と言われるものも沢山ある。外文にも日本文学にもすぐれた短編がある。もっともその良し悪しは自分が決めればいいことだけど。私の数少ない読書歴の中でも、外国短編集では第一にオー・ヘンリーを推薦する。なぜ彼はあんなにも優しくなれるのか、なぜ書けるのか。唸ってしまう。

 

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...