2022年10月9日日曜日

今年最後の学校説明会(初等学部)

    昨日は初等学部の今年最後の学校説明会があった。最後といっても毎日のようにやっているけれど、普段の日は丁寧に説明できないかもしれないので、特別に説明会の日を設けているわけだ。3年生の女の子が楽しそうに大人を引率している様子がとても愛らしかった。とにかく初等学部の子は気持ちが澄んでいるので一緒にいるととても気持ちがいい。特に今回は参加者が多かったので子ども達もやりがいがあったのではないか。初等学部では東大の哲学の教授が特別に「子ども哲学」の授業を引き受けてくれ、そんな話も巷に広がってきたのかもしれない。保護者の皆さんが一生懸命になって募集に力を入れてくださっている。とてもありがたいことだが、子どもたちが自分の意思で生きられる、自分を生きることがどんなに大切で幸せなことだか、しかし実はとても厳しいことだ。大人も子どもだった時代を振り返って、青葉台の子どもたちを是非見て欲しいと願うばかりです。今この瞬間の連続が1日を作っているのだから、無駄にはできないとそう思うのです。

 私は歴史が好きで色々な本を読んでいるけれど、著名な歴史学者や考古学者の一言一言に左右されて、何が真実なのかがよくわからなくなっている。例えば私たちは司馬遼太郎の歴史書もどきの小説にだいぶ惑わされてきている。最近でははっきりと司馬遼太郎の小説は娯楽小説だと見極めがついてきた。なぜならここが知りたいと思うところでは深く入り込まないどころか、次の場面に移ってしまうと言うのがよくある。勤皇の志士が新撰組に追われてどこへ逃げ込んだのか、あれだけの動きをするにはかなりの資金が必要だったろうけれど、スポンサーは誰だったのか。長崎のグラバー邸に逃げ込むと必ず行くへ不明になるけれど、その当時グラバー邸を調べた人はいなかったのか。真実の歴史には絶対に逃げられないことがある。まだまだたくさんある。

 最近ではもっとすごいことが発見された。国立遺伝学研究所教授斉藤成也氏によるヤポネシアという新語による歴史観である。日本人は中国や朝鮮を通って日本列島に住み着いたものではない。以前から住み着いていた縄文人とアフリカからユーラシア大陸を渡ってきた渡来人の混血であると言うことと、沖縄は東南アジア系の混血であると言うことが明らかになった。だから日本の古来の文化は輸入ではなくオリジナルであることがはっきりした。縄文土器として有名な火焔土器など、中国や韓国から出てこない。その間に弥生があるのだから縄文はかなり古いのではないか。日本人的性格、例えば武士道を生み出した人間性などは中国や韓国では育たない。日本史が変わることは言うまでもない。誰に忖度するのでもなく真実を伝え、変わって欲しい。

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...