突然のハガキが来た。それは卒園児の保護者からであった。その内容は今年の春に子供が亡くなったので年賀状の辞退である。私の女房はそれを知っていたので葬儀にも出席していたと言う。私は全く覚えていなくて、でもそのお姉ちゃんのことはなぜかよく覚えていて、快活で楽しい子であった。玄関に置かれてあるその葉書は瞬間でも、私のことを真っ暗な世界に陥れた。「なぜ」「何で」と思いながら悔しさで涙が止まらない。ご両親の無念さもあるだろうが、あのお姉ちゃんお弟がと思うと悔しくてならない。
幼稚園の年少さんの運動会が終わったのでその原稿を描こうと思っていたけれど、その原稿も中途半端になってしまったけれど続きを書こうと言う気になれなかった。悔しさでいっぱいだ。そばにいられなくて残念だけど、そばにいても何もできないだろう無力の無念さである。