私には若い人たちのように、これから希望に満ちた洋々とした未来があるわけでないのだから、思い切って、世間一般の善良な市民を傷つけたりしなければ、好きなことを言わせてもらった方が良いということに決めた。もっと以前からそのようにやっている気がするけれど、この際開き直って書き込んでいこうと思っている。しかし私が書いていることは私の創作ではない。スタンフォードのフーバー研究所に、山と積まれた日本の戦後政治の赤裸々な一次資料を、西鋭夫教授が私たちに分かりやすくひも解いてくださったものを、皆さんにそのままお伝えしているというわけだ。
日本にも機密文書というのがあって最長30年は紐を解いてはならないというのがあるらしいけれど、その時期が来ても「まだご生存中だから」という理由で日本では開封させてくれないらしい。米国はその点はっきりとしていてよいと言っているけれど、ケネディ暗殺の真相については「ウルトラシークレット」とか言って黒塗りのままだという。
皆さんお体に気を付けて、また来年お会いしましょう。