2023年7月3日月曜日

今のところの私の日課

 

 今のところの私の日課は、外に出ないで家の中に閉じこもっていることだ。これでは生きているか死んでいるのかわからない。たまに外へ食事に出かけたりするけれど、もちろん携帯の酸素を持参しているけれど、すぐに意気が上がってしまって息苦しくなってしまう。間質性肺炎は着実に進行しているようだけれど、意識ははっきりしているからブログは書き続けられる。

 幼稚園では鶏を飼っているから、主治医が行ってはいけないという。病院に行くたびに胸部のレントゲンを撮って主治医が説明してくれるけれど、いくら説明してくれても治癒しない病気なのだから、説明を聞いている本人は上の空だ。幼稚園の玄関にはツバメが一生懸命作った二つの巣がある。もうツバメの子供たちは巣立ったのだろうか。一時幼稚園の中で、ツバメの巣を取り払おうという議論があったようだけれど、それはやめてもらった。だから幼稚園にこっそり行く場合には玄関から入らないで給食室の方から入る。慣れている保育者が上履きをホールに持ってきてくれる。自分の幼稚園なのにまるで不審者だ。

 

 幼稚園や小学校の出来事を反芻して思い出している。中学校を作ったけれど今は休校している。校長が代わって、経営者も代わってゆとりがあって、子ども達に優しく接することができる人が現れた頃に、また始めたらいい。

 原点は幼稚園だから、前にも書いたが「発達理解」を十分に学び子ども達に同化し、それでいて決して流されないことが肝要だ。保育者と一緒に作った丸太の遊具が懐かしい。誰も文句など言わずに夜遅くまで作業をしていた。子どもへの愛情と、仕事への熱意がそうさせていた。あの頃はまだ第二幼稚園はできていなかった。私達はまさに保育者としての誇りを持っていた。気持ちだけは日本一の幼稚園だったのだ。

 

 もうあの頃の自分には戻れない。気力も体力もないからだ。だから口ばかり達者になって困ったものだ。幼稚園教育要領でも、小学校でも同じだが、「生きる力を育む」とあるけれど、「生きる力」とは簡単に言えば「生活力」のことだ。普段の生活から遊離した学問なんて言うものはない。身近にある生活を大切にすれば生きた学問になる。座学は研究者になってからでいい。だから教師も保育者も、子ども達とともに、目的意識を持って生きていかなければならないのだ。

 

能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...