2023年7月22日土曜日

中国は信頼するに及ばず

  独裁者習近平率いる全体主義国家の中国は、近隣諸国に対して勝手な振る舞いをしても悪びれる様子もなく、居直っている。近世代の歴史に残る戦争愛好者のベスト3は、スターリン・ヒットラー・毛沢東である。戦争愛好者というよりは多くの人々を殺戮した著名な人種だ。この中にプーチンも入ってくるかもしれない。この次に名を連ねるのはおそらく習近平であろう。

 JR東海に葛西さんという人がいた。旧国鉄からのJRマンだと聞いているが、この人が憤慨していた。新幹線の設計図を中国に盗まれたという。盗まれた側は川鉄とか川重とか言っていた。その会社は葛西さんの存命中はJR東海には入ってこれなかったという。なかなか痛快な話である。しかしこの話は一般のニュースにはなかった。民放もNHKもである。いつの間にか中国大陸を新幹線が走っているという具合だ。中国に忖度している政治家が流したのかと思っていたら、中国に盗まれたことが真実のようだ。ついこの前も日本にある産総研から中国人に機密を盗まれたという話があったが、何を盗まれたのか国民には明らかにされていない。誰のために秘密にしてあるのか。日本の政財界の中には中国に「おもねる」「忖度する」勢力があって国民に多大な物質的、精神的な損害を与えている勢力がはびこっている。

 彼らには言い分があって、戦前に中国には多大な迷惑をかけたという亡霊がそうだ。そして中国が1949年に独立してからも日本は中国本土の戦後処理やODAなどに多額の資金を投じている。その資金があって現在の中国があると言っても過言ではないが、エコノミストというのは金勘定ばかりしていて人間のしあわせの本質を知ろうとしないから、米国や中国経済に頼っている日本の姿しか映し出さない。これがいつまでたっても幸せになれない日本の姿であろう。しかも他国への戦後処理などどこの国がやっているのだ。国際法でも1952年にサンフランシスコ条約で日本が国連に加盟した時にすべて処理されている。中国に何ゆえにおもねるのだ。日本人の精神破壊である。歴史の証言者である石原莞爾(満州旧関東軍参謀)の弁明を聞きたいものだ。しかし彼はとうとう何もしゃべらなかった。満州で捕虜になった瀬島龍三も何もしゃべらない。

 新渡戸稲造の「武士道」の前に佐賀県鍋島藩に伝わる「葉隠れ」というのがあった。武士の究極の「美徳」を書いたものだと私は勝手に解釈しているけれど、もう半世紀に前に読んだ本で内容は克明に覚えていない。新渡戸の「武士道」は当時の先進国と言われている国の指導者の愛読書として読まれた本で、日本でも有名である。

 白昼堂々と宝石店に強盗に入る普通の青年がいることに驚きを隠せない。行動に移る前に思いとどませる良心の欠如とはいったい何なのか。学習塾を選ぶ前にやるべきことだろう。このようなことが白昼テレビで見られることにも驚きだが、レンズを回しているニュース番組の者もなぜ止めなかったのか。身の危険を感じたからであろうが、何台もカメラが回っていたなら誰かしら『やめろ』と言っても良かったのではないか。危害を加えられたら、後になって「余計なことだ」とか「馬鹿な奴だ」ぐらいにしか言われないという風潮に恐れることが先になってしまう。日本人はそのような意識の底辺の俗界に陥ってしまっている。ホームで線路に落ちた人を助けて犠牲になった韓国人がいた。彼を「馬鹿な奴だ」と日本人は言うのだろうか。政治経済、教育、マスコミ何をとっても日本人の「美徳」とは程遠い存在になってしまった。何とかしなければならないだろう。

 


能登半島

   能登半島でM7の巨大地震があるなんて夢想だにしなかった。正月に「昨日と同じ朝が来る」なんて不謹慎なことをかいてしまった。まさかそのあとで能登半島に大きな地震が来るなんて悔やみきれない。今日時点で死者数が202人となった。行方不明者がその200人を超えている。これからまだまだ...