今日から幼稚園では2学期の始まりである。急いで歩いたり、長い間立っていたりすることはできないけれど、子どもたちの前に出ると結構な時間話ができるような気がする。子どもたちと出会った瞬間から、すごいエネルギーをもらっている感じがして、おなかの底から湧き出してくるような力を感じる。まったく病気であることなど忘れていた。
子どもたちの前に出て「おはようございま~す」と大きな声で言うと、こだまのように「おはようございま~す」と、子どもたちのありったけの声が返ってくる。「元気か~!」と言うと「元気~!」と返ってくる。こんなやり取りができるというのは幸せでないとできない。そもそもこのような言葉が浮かんでこない。みんなの声や満面の顔に生命の息吹が溢れている。こんな子供たちの中にいられるのは幸せな役得だ。こんな世界にあとどのくらいいられるのだろうか。
満三歳児という年齢の子どもたちが幼稚園の別枠で登園している。この子たちは3歳児クラスに入っているのだけれど、少し前からいる3歳児に対しても、だれに対してでも全くの遠慮がない。傍若無人とはこのことだろうが、それを全くの抵抗を示さない子どもたちの包容力というか、生命力には感嘆する。これからまだまだ暑い日が続くでしょうが、熱中症に気を付けて運動会をクリアしたいと考えています。
初等学部は2学期制なので8月24日から通常の授業に入っている。私の提案した自由研究について、全員の子が提出してくれた。19日にはこれらの研究について一人ひとりと面談をし、個々の研究について話し合いをしたいと思っている。あまり時間をかけることはできないけれど楽しみである。しかしながら、幼稚園でも初等学部でも見られる現象だけれど、コロナ騒ぎで失った3年間は子どもたちの成長に大きな負を負わせたことに間違いはない。今度はこのことについて書いてみようと思う。