年を数えればもうすでに74を過ぎた。運転免許の更新の知らせが来たけれど、運転も思うようにできなくなるのではないかと危惧している。それならばいっそのことお返しした方が良いのではないか。人身事故を起こしたら取り返しがつかない。もう車の運転はやめて女房に頼もうと思っている。事故を起こした後に「車が勝手に動いた」とか「何も覚えてはいない」など罪を回避しようとするのは見苦しい。思い切って運転するのはやめることにする。
そろそろ餅つきの時期だ。私は出席出来ないけれど、おやじクラブのお父さんや保護者会のお母さんたちに楽しくお手伝いをしていただいて、子どもたちの素晴らしい笑顔を作ってあげて、楽しい笑顔を作ってあげてください。お餅をのどに詰まらせないように十分に気をつけて下さい。
ベットの上で横たわっていると、オーヘンリーの短編「一葉」を思い出す。もともと先輩から「賢者の贈り物」という短編を紹介されたのがきっかけで、オーヘンリーを読み漁った。この本を紹介してくれた先輩に心から感謝をしたい。日本の訳者がすごいんだけど、こんな人間のやさしさに、私は到底巡り合うことはないだろうし、何よりも自分はなれない。先輩は死してなお後期高齢者にならんとしている私に偉大な贈り物をしてくれた。